ずいぶん昔のことなんですが、テレビで中学生くらいの子が夏休み研究ということで発表していたんです。いろんな色の生地で、どれが一番紫外線を通さなかったかという実験です。
黒い日傘が流行っているので、最近では白より黒の方が紫外線を通さない、ということは、みなさんなんとなくご存知だと思うのですが、驚いたのは、薄いピンクとか薄い水色みたいな、まさに夏らしいさわやかな色が一番紫外線を通しやすかったんです。涼しげな夏らしい色たちがのきなみアウト・・・。薄いピンク色のブラウスなんで、着ていても、着ていなくても紫外線が肌に与える影響は同じ、みたいに見えました。ちょっと衝撃でした。
では、何色が紫外線を通さなかったか、その子の実験によると、原色だったんです。その中でも優劣はあったかもしれないのですが、ちょっと覚えていません。白より黒っていうのも、なんとなく色の濃さからいって、そうなんだなぁと納得しました。
よく考えてみれば、暑い熱帯地域に住んでいる人たち、原色で派手な色の服着てますよね。きっと、本能的にわかっているんですね。薄い色の服を着るときは、長袖でも紫外線対策は必要そうです。
ツル ミミエデン:京成バラ園 6月2日撮影 です。