フランスで有名な紅茶といえばフォション(FAUCHON)ですね。それと並んで
エディアール(HEDIARD)という紅茶の老舗があります。赤に黒のストライプがメインビジュアルでフォションよりおしゃれなデザイン缶がよく目にとまります。
パリのマドレーヌ寺院の前に、その2つが張り合うかのように軒を並べていました。今回の旅ではエディアールを買ったのですが、正直に言うと本店で買ったのではなく、最後あまった15ユーロをぴったり使い切りたいために、帰りの空港で買いました。「ブレックファースト」と「アールグレイ」が選ばれたのも、この2つでぴったり15ユーロだったからです。
もうひとつ、フランス紅茶といえば、フレーバードティです。紅茶に香りがつけてあるものです。アールグレイもダージリンなどの茶葉にベルガモットという柑橘類の香りがブレンドされたフレーバードティです。それで有名なブランドが
マリアージュ(MARIAGE)です。
パリを散策していたときに、ふと立ち寄ったマリアージュで買いました。私は、あまり詳しくはなかったので、通訳の聡子さんが好きだというマルコポーロ(MARCO POLO)を購入。ティーバックがいわゆる普通の形ではなく、モスリンコットンを使ってあり、香りを損なわないようにこだわっているようです。かわいい形ですね。
帰ってからよくよく調べてみると果実とお花の香りがブレンドされているようです。優雅な気持ちにさせてくれる甘い香りでおいしいと思いました。
エディアールもマリアージュもパッケージデザインがとてもおしゃれなのですが、じっと見ていると両方ともパッケージに1854年という文字が。へ~、1854年頃には何があったのだろうと思ってしまいますね。世界史の本をちょこっと開いてみると、ナポレオン3世時代で、今のパリの街並などもこの時代に整備されたようです。1855年にパリ万博も開かれていますね。
紅茶といえば、イギリスが本家のようですが、フランスはさすが香水の国。紅茶でも香りを楽しんできたというのが、なんともお国柄をあらわしていると思いました。